自分を主語に話していい、心をほぐす1時間
~SSTミニ講座とお母さんたちの声から~
2024年6月7日、
大阪府泉大津市にある放課後等デイサービス
運動学習支援教室みらいずジュニア様
にて、
保護者の方を対象にしたおはなし会の講師を
弊法人専務理事・今川と代表理事・神野が
担当させていただきました。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)
をテーマにしたミニ講座と
フリート―クのおはなし会
の二部構成で約60分間。
年間で合計3回、SSTをテーマに
――というリクエストをいただいた時、
いちばん最初に浮かんだのは
「極力、専門用語を使わない講座にしよう」
ということでした。

(当日使ったスライド)
当日の様子
当日は、まず参加者全員の簡単な自己紹介からスタートしました。
講師である私の予定では、お名前とお子さんの様子をごく簡単にお一人20~30秒程度で……と思っていたのですが、
みなさんそれぞれ、日々胸にしまい込んでいた思いがあふれ出て、想像以上に濃い自己紹介タイムとなりました。
どんなに親しい友人であっても、障害をもつ子の親心を本当の意味で分かってもらえない。
家族であっても気持ちが完全一致することはない。
進級・進学……わが子の将来に対する、漠然とした不安。
他のお母さんの話を聞いているうちに、
「今なら話せるかも」という気持ちになってくださったのか
お母さんたちそれぞれ、普段は胸にしまい込んでいる思いを
のびのびと語っていただいて。
それぞれの言葉が会場の空気を温かくしてくれました。
そして、自己紹介タイムの後のSSTミニ講座では
専門知識は最低限にとどめつつ、
親として大切にしてもらいたい視点を中心に解説をしました。

まずは「なんでこうしたのかな?」と
子どもの気持ちを想像してみるところから。

テクニックよりも大切なのは
「今、この子がどんな状態か」をよく見ること。

親が頑張りすぎて潰れてしまっては本末転倒。
出来ることを、出来る範囲で、無理なく。
なんなら、家庭でやろうとしなくていい。
知識として知っておくと有益だけれど
親御さんはもう十分に頑張っているのですから
家庭では親も子もゆるんでいい。
でも、ちょっとした行動の裏に見える
状況、背景、お子さんの気持ちを汲み取り
理解してあげるだけでお子さんは救われる。
そして、学校や放課後等ディの先生と
こまめに連携をとり情報共有するだけでも
それだけでも十分。
SSTがテーマなミニ講座でしたが、
最後にお伝えしたことは
「必ずしも家庭でSSTを実践する必要」
ということでした。

参加されたお母さんから、このような感想を寄せていただきました。

経験をふまえてのお話や、他のお母さん方のお話、共感できる内容がたくさんあり、心強く感じました。
これからも日々、いろいろ悩むこともありそうですが、頑張れそうな気がします。



いろいろな方のお話を伺うことができて、いい経験になりました。
思っていることも一緒なんだと思うことができ、心が軽くなりました。



他の方の悩みを聞けて、参考になりました。
正解がないと言ってもらえて安心しました。



経験をふまえてのお話や、他のお母さん方のお話、共感できる内容がたくさんあり、心強く感じました。
これからも日々、いろいろ悩むこともありそうですが、頑張れそうな気がします。
ありがとうございます。
私自身も昔、自閉症スペクトラムと診断された息子が
まだ幼かった頃に
友人にも本音の泣き言をこぼせずに
孤独に悩みを抱えていた経験があります。
だからこそ、今回参加してくださったお母さんたちに
この会が「自分を主語にして話していい場所」になったことが、
何よりうれしかったです。
今回のような保護者会を通じて、
「一人じゃない」と感じられる時間が、これからも広がっていきますように。
次回のみらいずジュニアさんでの保護者会は10月を予定しています。
またあの場所で、お母さんたちの声を聴ける日を楽しみにしています。
出前講座やおはなし会、承ります。
こずえのつぼみ・コンパッション事業(おはなし会)について
NPO法人こずえのつぼみ・コンパッション事業では、
子育てに奮闘する親御さんに寄り添うおはなし会を
リアルやオンラインで開催しています。
日々がんばって、疲れている親御さんに
ほっと本音を吐き出して
ふっと気持ちをゆるめてもらえるような
どんな考えであっても
迷いながら選んだ子育ての道でも
みんな正解・否定しない
というルールをかかげて
参加者ひとりひとりの気持ちを
肯定して聴くことを大切にするというコンセプトで
現在、この活動に賛同し活動してくれているブランチ(支部)メンバーが全国50か所で定期的におはなし会を主催しています。
詳細はコンパッション事業(おはなし会)のページをご覧ください。
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