第6回 ドネーション交流会 開催報告

第6回 のドネーション交流会のゲストは
KYOTO学防災(まなぼうさい)の星千春さん

星さんは、東日本大震災のときに福島で被災され
その経験をもとに、京都に移り住まれた現在は
ご夫婦で防災に関する啓発活動、各種イベントなどを開催されいています。

合言葉は「地域力は防災力」
備えといってもいろいろあるけれど
いざというときに一番力になるのは人との繋がりの力

詳細はInstagramをご覧ください。

“知る”から始まる“備え”と、人とのつながり

今回の会ドネーション交流会では、
各地で起きた災害のリアルな経験をもとに、
私たちにできる備えとは何か
参加者みんなで考える時間となりました。

「備え」と聞くと特別なことのように思えますが、
実際の災害現場では、訓練していても咄嗟にヘルメットすらかぶれない。
雪の中で動く余裕さえなくなる。
そんなリアルが共有されました。


福島では原発が注目されがちですが、
内陸部での被災も深刻だったこと。
熊本では、障害のある方たちの受け入れ先が見つからない問題、
介護職・看護師の不足、
福祉避難所の人手不足など、
災害は“社会の弱い部分”に一気に押し寄せる ことも語られました。

災害が怖いのは、知らないから。
でも、知ることでできる備えは確実に増えていきます。

たとえば…

  • 子どもの年齢によって必要な備えが変わる
  • 先生たちだけで子どもを守りきれるのか? 地域の力が必要
  • 小中高で避難マニュアルは違う。自分の学校の対応を要確認
  • 避難所の班分けにどんな役割があるのか
  • 水問題(長時間並ぶ・子連れで大変・並んでも飲めないケース)
  • マンホールトイレは、おもりや付属品など“実際に使って分かる必需品”が多い  など

そして何より、
被災者同士が助け合う力が、災害後の大きな支えになる
という話に、みなさん深くうなずいていました。


そして、災害の現場を知る人たちからは
災害が起こった時は、まず、命を守ることが最優先であることも語られました。
命があって初めて、備えが活かされる時が来る。
そして「生き延びる力」が必要になってくる。

災害対策は、一度学べば終わりではなく、
子育ての時期、介護の時期、年齢によって
“アップデートし続けるもの” だということも学びました。

大切なことをたくさん教えていただく時間でした。

今回の学びが、
「怖いから見ない」ではなく、
“知ることで守れる命がある”
そんな前向きな一歩につながることを願っています。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

参加者の声

普段から気になってはいましたが、
改めて地域の繋がりが大事やなと思いました。いろんな視点で備えます。ありがとうございます。

日常での地域のつながりが、災害時に生きてくると改めて知りました。
被災者が指揮をとって、避難所を運営することを知らない人も多いと思うので、地域での自助と共助の研修をして欲しいと思いました。

日常において「防災」について考える機会を増やすことが、少しずつ防災対策を充実させることにつながると思いました。

普段困ってない時は気にも留めていない方が殆どで、その時になって初めて備えが必要だったと気付く。
それを知っている者として、伝えていくこと、その時個々にどうするのか、やはり普段から語り合える環境が必要だなぁと感じました!
貴重なお話ありがとうございました。

収支報告

  • 収入合計 57,500円
    ・参加費+会場の立ち縁り様、参加者の皆様からの寄付
  • 支出合計 40,000円
    ・食事代会場代
  • 寄付金額 17,500円

次回のご案内

次回は、第7回は2026年1月24日(土曜日)、
寄付先は合同会社セブンスターズさんです。

合同会社セブンスターズさんは、
困難を抱える若者の自立を支援するシェアハウスを運営。
住宅提供にとどまらず、生活・就労支援を行い、
行政やNPOと連携しながら社会とのつながりを築く場を提供しています。
また、児童養護施設の退所者向けに「一人暮らし体験施設」も展開し、
自立への第一歩を後押しされています。

当日は、代表の田代貴之さんにご登壇いただきます。
お楽しみに!

 

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